「車の鍵を閉じ込めた!」インロック時の鍵開け手段をご紹介します
「バイクの鍵がメットインから取り出せない!」「車の鍵をインキーしてしまった・・・」など、インロックの事態は全国各地で発生しています。
鍵を車内に入れたままドアを閉めると、自動で施錠されるシステムの場合には、その鍵を閉じ込めてしまうのです。
こちらのページでは、インロックの起こりやすい場所やその原因・予防策を紹介することで、万が一の事態から身を守れるようにサポートします。
また、現実にインロックの被害に遭った際の鍵開け方法・ご自身での開錠が難しい場合の対処方法についても、本ページで合わせてご紹介しています。
目次
「インロック(インキー)」とは何か?
よく耳にする鍵のトラブルに「インロック」や「インキー」という言葉があります。これは「車内に鍵を置いたままで車を降り、鍵をロックしてしまうこと」です。
ドアを開けるためには鍵が必要ですが、その鍵はドアの向こう側。これでは堂々巡りになってしまい、どうすることもできないため、違う解決策を模索しなければなりません。
インロックのトラブルが発生する場所
厄介なインロックのトラブルは、どのような場所で発生するのでしょうか?
車のドア・トランク
インロックのトラブルの現場として挙げられる代表的な場所は、自動車のドア・トランクです。
「鍵を持ったと思って車のドアを閉めたが、実際はダッシュボードに鍵を置いていた!」「荷物の中に鍵が紛れ込んでいたのに、忘れてトランクを閉めてしまった!」などが、この事態の一例です。
最近では、鍵を遠隔操作できる「スマートキー」と呼ばれるタイプも人気です。スマートキーによっては、鍵を車内に置いたまま施錠しようとすると警告音が鳴り、インロックの危険性を知らせてくれるタイプもあります。インロック防止には効果的ですが、こちらのタイプも電池切れ・電波不良などのリスクには注意が必要です。
バイクのメットイン
メットインとは、シート下のトランク部分に設けられた収納スペースです。その名前の通り、ヘルメットを入れることを想定して作られています。
バイクから離れている時にはメットインにヘルメットを入れておき、乗るときにはヘルメットを取り出して使用する方が大半でしょう。乗車の際、カバンやコートなどの所持品を鍵と一緒にメットインへ収納してしまい、インロックの事態に陥ってしまうのです。
インロックが起こる3つの原因
インロックの被害に遭うことを防ぐために、その原因についても確認しておきましょう。
鍵を車内・メットインの中に忘れて閉めてしまった
慌てている時は「鍵を車内・メットインの中に忘れて閉めてしまった・・・」という原因でインロックが起こりがちです。待ち合わせに遅れそうだったり、レンタカーの返却時間が迫っていたりと、その背景はさまざま。
しかし、一度閉まったドアやメットインを力ずくで開けるのは、大の大人であっても困難であることには変わりません。
スマートキーの電波障害・電池切れ・誤作動が発生した
鍵を持って車に近づくだけで、開錠・施錠などの操作ができるスマートキー。その利便性の高さから、老若男女問わず多くの方が愛用しています。
通常、スマートキーが車内にあれば、車は「車内に人がいる」と認識します。この場合、人の手によって車内から施錠操作することは可能ですが、操作がなければ勝手に施錠しない設定の車がほとんど。
一方で、スマートキーの電池が少なくなっていたり、電波障害が発生していたりすると、誤作動が起こったことが原因で施錠されることもあります。
外国車など一部のモデルの車には、スマートキーが車内・車外のどこにあっても、ドアが閉まったら施錠する仕様の車があります。使い勝手の良いスマートキーですが、インキーすると厄介であることは他の鍵と変わりありません。
車内に残したペットや子どもが鍵を掛けてしまった
インロックの原因として「車内に残した子どもが鍵を掛けてしまった・・・」「車の中にいた飼い犬が、鍵を操作してしまったようだ!」という事例も少なくありません。
この場合、車外からどれだけ指示を出しても、幼い子どもや言葉の分からないペットに鍵を開けさせるのは難しいでしょう。
不運にも、インロックのトラブルが真夏の日中に起きた場合には、子どもやペットが熱中症になる危険性があります。
炎天下の車内に閉じ込められることは生命の危機になり得るため、一刻も早く鍵を開ける必要があります。
インロックの予防方法
ここまで、インロックの発生場所や原因などをご紹介しました。どのような場所・原因だったとしても、インロックの解決は共通して手間が掛かります。
では、そんなインロックの被害を未然に防ぐためには、どのような対策が取れるでしょうか?
車・バイクから離れる時には、鍵を持ったか必ず確認する
真っ先に挙げられる対策として、車・バイクから離れる時には欠かさず施錠することが挙げられます。施錠に合わせて、鍵をカバンなどに入れたことを必ず確認すれば、インロックのトラブルは防ぐことができます。
もし仮にスマートキーの電池が切れてしまったとしても、手元にスマートキーがあれば交換対応することができます。コンビニやポストなどに出向く、ほんのちょっとした時間であっても、きちんと施錠することを徹底しましょう。
スマートキーの電池の定期的な交換を怠らない
スマートキーの電池切れが原因によるインロックのトラブルも多発していますが、定期的な電池交換を怠らないことも基本中の基本です。
そもそも、スマートキーの電池の寿命は1~2年だと言われているため、年に1回の頻度で交換するように習慣づけましょう。スマートキーは常に微弱な電波を発信しているため、使用する回数に関わらず電池の消耗は進んでいます。
なお、電池の交換は自分でも簡単に行うことができます。もしも不安であれば、車を購入したディーラーや自動車用品店などに依頼しましょう。
あらかじめ手の届く場所にスペアキーを用意しておく
インロックに困った時にも、自宅など手の届く場所にスペアキーがあれば安心です。
あらかじめスペアキーを用意しておけば、インロックはもちろんのこと「車の鍵をどこかで落とした!」などの事態にも備えることができます。
インロックしてしまった時、自分で鍵を開ける方法
面倒なインロックのトラブルを未然に防ぐための方法をご紹介しました。では、もしもインロックしてしまった場合には、どのように解決すればいいでしょうか?
車内に人がいる等の緊急時には、窓を割って鍵を開ける
大前提として、緊急時には手段を問わず、とにかく早く鍵を開ける必要があります。 具体的には、子どもや眠っている人・ペットなどが車内にいて、命の危険がある場合です。
警報装置が鳴ったり、通報されたりする恐れもありますが、このような場合には窓を割って鍵を開けるなどの対応を取らざるを得ません。作業を行う際には、周囲や車内の安全に気を配るようにしましょう。
スペアキーを使って開錠するのが基本的な解決方法
生命の危険があるような緊急事態でない場合には、スペアキーを用いて鍵を開けるのが一般的です。スペアキーさえ用意できれば、それ以外に必要なものは何もなく、ドアや鍵穴などを傷付けるリスクもありません。
スペアキーが無い場合には、車を購入したディーラーに相談すれば作成することができます。しかし、作業には数週間以上掛かるため、短時間で対応してくれる出張鍵屋に鍵作成を依頼する方も大勢いらっしゃいます。
ハンガーなどをドアの隙間に差し込んで開ける方法
スペアキーがない場合のインロックの開錠方法として、ハンガーなど細長いものをドアの隙間に差し込んで鍵を開ける方法も、一部のウェブサイトの記事で紹介されています。
まず、閉まっているドアに、薄いヘラやマイナスドライバーなどを入れて数センチ程度の隙間を作ります。その隙間にストッパーとなるものを挟んでおき、ハンガーなど細長いものを使って内部から鍵を操作し、開錠するという方法です。
このほか、ドアウィンドウの防水ゴムを外し、ドアとドアウィンドウの隙間から細長いものを差し込んでロック機構を操作する手段も紹介されています。
しかし、いずれの方法も自動車窃盗につながることから、すでに自動車メーカーで対策が取られており、現行の自動車の鍵を開けることはほぼ不可能です。そればかりか、自動車強盗犯と間違えられる恐れや、車に傷を付ける恐れもあるので、あまりオススメはできません。
テニスボールを鍵穴に当て、空気圧で鍵を開ける方法
上の方法の他に、テニスボールを鍵穴に当て、空気圧で鍵を開ける方法を紹介するウェブサイトの記事も散見されます。その方法は以下の通りです。
まず、テニスボールに約3センチ四方の小さな穴を開けます。次に、車の鍵穴にテニスボールの穴の部分を合わせて、空気が漏れないようにします。そのままボールを鍵方向に向けて押し込むと、空気圧で鍵の内部構造が動き、車の鍵が開くという仕組みです。
この方法によって、理論上は車の鍵を開けられないこともないと言われています。しかし、本物の鍵を挿入した時のように、風だけで鍵穴内部の機構がすべて正しく動く可能性は極めて低く、たとえ古い車であってもこの手法で開けるのは困難でしょう。
実際にその方法で鍵を開けている海外の動画もありますが、その真偽のほどは不明です。
自分でインロ ックのトラブルを解決できるか?
インロックしてしまった時に自分で鍵を開ける方法をご紹介しました。では、これらの方法を踏まえて、実際に自分でもインロックの開錠をすることができるでしょうか?
スペアキーが無ければ、自分で解決するのはほとんど不可能
結論から言えば、スペアキーがない状態で車やバイクの鍵を開けることは、初心者の方であればほぼ不可能です。
いくつかの方法を上で紹介しましたが、まず、電子制御されている自動車であればドアに隙間を作れないため、ハンガーを差し込むことは難しいです。
また、テニスボールを使った風圧で鍵穴を操作したり、鍵をバールなどでこじ開けたりすることも、今の時代の自動車の鍵を開ける方法として現実的ではありません。
窓を割って鍵を開けるのは比較的簡単だが、高額な修理費用が掛かる
また、緊急時には車の窓を割って鍵を開けることを上で紹介しました。窓のガラスを割ることも簡単ではありませんが、ガラス用のハンマーを使って、窓の一点へ瞬間的に強い力を掛ければ割ることが可能です。
ただし、窓を割ってしまうと修理費用が高額になる点は注意しましょう。新しい窓のメーカー・耐熱性などにもよりますが、10万円前後は掛かるケースが一般的です。
また、窓のガラス交換を行っている期間はその車に乗ることができず、必要に応じて代車を手配する必要があります。
出張鍵屋に相談すれば、スタッフが現場に来て鍵開けを行ってくれる
これらの条件を加味すると、インロックが発生した時に、自分で鍵を開けようと努力するのは避けた方がよいことが分かります。
膨大な手間と時間を掛けても、鍵開けが成功する可能性は低く、むしろ費用が高く付いてしまう確率の方が高いと言えるからです。
地域で活動している出張鍵屋に相談すれば、スタッフがインロックの発生した現場に来て、鍵開けを実施してくれます。費用・時間・手間などあらゆる面から考えて、出張鍵屋に来てもらうのがオススメです。
インロックを解決する出張鍵屋を選ぶポイント
インロックに困った時には、出張鍵屋に相談することで鍵を開けてもらうことができます。では、どのような点を比較して鍵屋を選べばよいでしょうか?
スタッフの出張エリア
まず、鍵屋のスタッフの出張エリアについて確認しましょう。ご自宅の場所ではなく、インロックが発生して困っている現場に来てもらえるかどうかで判断する必要があります。
「インロック ○○(現在地名)」で検索し、上位に出てきた鍵屋であれば安心です。
また「外出先で現在地の住所が分からない・・・」という場合には、鍵屋のフリーダイヤルの窓口で相談に乗ってもらえることもあります。
出張鍵屋の営業時間
次に、出張鍵屋の営業時間についてもチェックが必要です。
インロックのトラブルは一刻も早く解決したいものなので、発生したその時に営業している鍵屋に依頼することがオススメです。
基本的には9時~18時前後で営業時間を設定している鍵屋が多いようですが、近年では、24時間営業している鍵屋も増加。夜遅くの時間であれば、このような鍵屋に依頼すると安心です。
インロックを解決した実績があるか?
その鍵屋で、これまでにインロックを解決した実績があるかどうかも重要な点です。
作業実績を調べるのは難しいですが、自社のホームページに作業例を掲載している鍵屋もあるので、検索してみる価値はあります。
また、口コミサイトやSNSには実際に利用した方の声も散見されるので、情報の真偽には十分に注意しながら、確認してみるのもオススメです。
作業に掛かる費用
最後に、インロックの開錠作業に掛かる費用についても調べておきましょう。ホームページの料金表をチェックすると、作業の最低料金を掲載している鍵屋が多数あります。
また、現場に駆け付けたスタッフの方によって、最終的な見積もりを出してもらえることがあるので、作業をスタートする前に費用面で合意しておきましょう。
インロックしてしまった時には、あわてずに出張鍵屋へ連絡しましょう
車やバイクの鍵のインロックは、スペアキーが無いと個人で解決するのが困難なトラブルです。もしもこのような事態が起こったら、慌てず対応することが重要。
出張鍵屋に相談すれば、現場で鍵開け作業をスピーディーに実施してもらえるのでオススメです。
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