鍵の紛失トラブルを防ぎ、万が一の事態もスピード解決するためには?
「自宅の玄関の鍵を落としてしまった!」という事態は厄介なもの。鍵の紛失のトラブルは、日常生活での代表的な緊急事態といっても過言ではありません。
このようなトラブルを予防するための対策や、紛失してしまった時の解決法などを、こちらのページでご紹介いたします。
目次
鍵を紛失しやすいのはどんなとき?
日々の暮らしでよく起こりがちな鍵の紛失トラブルですが、その中でも頻発するシチュエーションはどのようなものでしょうか?
あらゆる状況が考えられますが、鍵屋に依頼が寄せられるケースは以下のような場合が多いです。
移動している時
第一に挙げられるのは移動中です。通勤中や通学中、あるいは旅先や散歩の道中などさまざまですが、共通しているのは「鍵を落としたことに気が付きにくい」点です。
鍵を開けなくてはならない時点でようやく鍵がないことに気が付いても、どこで鍵を落としたかが特定できないため途方に暮れてしまうもの。
また、ある程度鍵を紛失した場所に心当たりがあったとしても、誰かが拾って拾ってくれたり届けていたりして、今もその場所に落ちているかは分からないものです。
片付けをしている時
外出中の鍵の紛失と同じくらいに気をつけたいのが、片付けをしている時に鍵を失くしてしまうケースです。
年末年始の大掃除や引っ越しのための荷造りなどの最中に、どこかに鍵をしまい込んでしまったり、ゴミの中に鍵を紛れ込ませてしまったりすると、再び見つけ出すのは至難の業。
鍵などの貴重品を管理する場所をあらかじめ決めておき、このような事態を避けられるようにしましょう。
混雑した場所にいる時
スタジアムでのスポーツ観戦時・音楽フェスティバルやライブに訪れた時、あるいは居酒屋・満員電車の中などでも鍵を失くすケースがよくあります。
大勢の方が一堂に会する場所では、雑踏にまぎれて鍵を落としてしまいやすくなるもの。
親切な人が気付けば「鍵を落としましたよ!」と伝えてくれることもありますが、混雑している場所では気が付く人も少ないため、その可能性も低いでしょう。
鍵を紛失したらどうすればいい?
では、もしも鍵を紛失してしまったらどのような対応を取ればよいでしょうか?
突然の事態に慌ててしまわないように、鍵を落としてしまった時の対処をステップごとに4つに分けてご紹介します。
ステップ① 交番で遺失届を出す
まずは最寄りの交番に行き、遺失届を提出しましょう。遺失届にはあなたの氏名や連絡先・失くした場所や日時・失くした物の特徴を記入します。
親切な人によって鍵が交番に届けられていれば、それ以上鍵を探す必要がなくなります。また、もしも鍵が届いていなかったとしても、それ以降で鍵が見つかれば警察から連絡が入るかもしれません。
交番には毎日多くの遺失物が届いていますが、鍵も例外ではありません。他のものと区別が出来るように、鍵に分かりやすいキーホルダーを取り付けておいたり、鍵の特徴を写真などに収めておいたりすることがオススメです。
ステップ② 心当たりのある場所を探す
遺失届を提出したら、鍵を紛失した可能性のある場所をひとつずつ探していきましょう。どこで鍵を失くしたかをハッキリと覚えていることは稀なため、しらみつぶしに確認していくことが重要です。
また、バッグの中やコートのポケットの中・車のシートの下などが盲点となりがちですが、一度見たはずの場所であっても入念に探してみましょう。
なお、飲食店や商業施設で拾われた場合、一度お店のスタッフの方に届けられている可能性があります。自分が訪れたお店のスタッフの方に確認してもらうことで、鍵の発見につながるかもしれません。
ステップ③ 開錠する
思い当たる場所をどれだけ探しても鍵が見つけられず、残念ながら交番にも鍵が届いていないということもあるでしょう。
このような場合には鍵の発見を一度諦めて、開錠作業に移ることになります。鍵開け作業は大きく分けると、業者に依頼する方法と自身で行う方法に二分されます。
業者に依頼する
最も一般的な鍵開けの方法は、業者に依頼するやり方です。
お住まいの場所や現在地に最も近い鍵屋をインターネットで検索するか、チラシ・情報誌などを参考にして出張の鍵屋を見つけることで、鍵屋のスタッフに出張してもらいましょう。
鍵屋のスタッフは鍵の専門家ですので、一般の方では使用できないような機材も用いて、開かなくなった鍵を開錠することが可能です。
また、どうしても開けられない場合や、1秒でも早く開けてほしいという場合なら、鍵を破壊して開けるという対応を取ってもらうこともできるでしょう。
自力で開ける
鍵開け作業は業者に依頼するのが主流となっていますが、自分の手で鍵開けをすることも不可能ではありません。「トータルの費用を安く抑えたい・・・」とお考えの方には、自力での開錠がオススメです。
しかしながら、鍵開け作業は簡単なものではありません。特に最新式の玄関・自動車などの精巧な鍵は、針金・ピンセットなどの工具では太刀打ちできないほど繊細な作りをしているため、ご自身での開錠は非常に難しいもの。
また、たとえ簡単な構造をしている鍵であっても、むやみに鍵穴に工具を差し込んで開けようとすると、鍵を壊してしまうリスクもあります。破損が原因で修理費用が高くなるかもしれない点を考えれば、初めからプロの手に任せることが賢明です。
ステップ④ 鍵を交換する
ようやく鍵の開錠が済んだとしても、ここで安心はできないもの。紛失したのが玄関の鍵であれば、その鍵を悪用して空き巣犯に侵入される疑いがあります。
また、自転車や自動車・バイクなどの鍵であれば、窃盗の被害に遭うかもしれません。つまり、鍵を紛失してしまった後には、鍵開けが済んだ後に鍵の交換も実施すべきなのです。
ステップ③の開錠作業を鍵屋に依頼していれば、鍵の交換もそのまま鍵屋のスタッフにお任せできることがほとんどです。スタッフの出張が二度手間にならないため、時間もお金も節約できるでしょう。
また、プロの手によって鍵交換を行ってもらえるので「防犯効果の高い鍵へ取り換えたい・・・」などの要望があれば、合わせて相談することができます。
一方、ステップ③の開錠作業を自身で行った場合ですが、鍵の交換作業をご自身で行うのは少し手間がかかるもの。
シリンダーの型番を調べたり、工具などを一通り揃えたりできれば不可能ではありませんが、時間を節約したいのなら鍵屋に任せることをオススメします。
紛失しやすい鍵の種類
ここからは、紛失トラブルに見舞われやすい鍵の種類をご紹介いたします。
いずれの鍵の紛失も、解決するには手間がかかるものですので、きちんと予防策を取っておくようにしましょう。
家の玄関の鍵
紛失トラブルに代表的な例に挙げられるのが、玄関の鍵です。ギザギザの刻みが施されたディスクシリンダー錠から、近年では表面に丸いくぼみが加工されたディンプル錠が主流となっています。
基本的にはすべての方が外出時に持ち歩いているからこそ、玄関の鍵はいつでも紛失の危険性にさらされています。
また、落とした時に先端が欠けたり曲がったりするケースもあるため、キーケースなどで保護して持ち歩くことがオススメです。
車の鍵
わずらわしい鍵の紛失トラブルとして多く挙げられるのが、車の鍵の紛失です。
外出先で車の鍵を紛失してしまうと、自分の家や目的地にたどり着くことさえできなくなるため、大変な思いをしたことのある方もいらっしゃるでしょう。
自動車の鍵の多くは「ウェーブキー」と呼ばれるタイプで、表面にその名の通り波のような加工が施されています。
また、最近はイモビライザーキーやワイヤレスキー・スマートキーなど、鍵穴に鍵を差し込まなくても開・施錠ができるタイプが増えています。
いずれのタイプもご自身での開錠は難しいため、紛失したら鍵屋に出張依頼するのが理にかなっているでしょう。
バイクの鍵
車の鍵と同様に、バイクの鍵の紛失も一大事です。こちらも自動車の鍵のように、紛失してしまうと生活に大きな支障をきたすものです。また、メットインやシート下のトランクに鍵を閉じ込めてしまう事態にも注意が必要です。
バイクの鍵の構造も、基本的には自動車の鍵とよく似ており、ウェーブキーやイモビライザーキーが多く採用されています。
鍵を紛失した際には、バイクをレッカーで移動させることも検討できますが、鍵屋のスタッフに鍵の開錠や複製を依頼することが可能です。
自転車の鍵
平らな形状の鍵を押し込むようにして開ける「プレスキー」と呼ばれるタイプに代わり、近年ではシリンダーキー・ディンプルキー・ウェーブキー・ダイヤルロックなどが自転車の鍵に採用されています。
自転車の鍵はいずれも小さく、ポケットなどに入れて管理する方も多いため、外出先でも紛失しやすいアイテムです。
また、後輪だけでなく前輪やハンドルをロックする鍵もあり、自転車の盗難対策は進化を続けています。
盗難に強いということは、裏を返せば鍵を紛失した時に開けにくくなっているということ。
無理にこじ開けようとしても歯が立たないばかりか、自転車窃盗に勘違いされる可能性も十分にあるため、こちらも鍵屋のスタッフに出張を依頼することがオススメです。
ロッカー・倉庫・金庫の鍵
自転車と同様に、ロッカーや倉庫・金庫の鍵も非常にコンパクトであることから、鍵の紛失には十分に注意すべきものです。
代表的なピンシリンダー錠は、鍵穴に細長い工具を差し込む「ピッキング」という手段での開錠がしやすいもの。
しかし、正しい手法でピッキングしないと鍵の破損のリスクがあることや、鍵交換も合わせて実施したいことを見据えると、紛失時には鍵屋に連絡した方が確実です。
カードキー・電子錠
ホテルの客室などでよく見かけるカードキー・自動車やバイクに採用されている電子錠は、最近では住宅の玄関に取り付ける方も増えているようです。
そのセキュリティ面の高さと利便性が認知されているこれらの鍵も、紛失すると鍵開けにひと苦労するものです。
鍵の予備が手元にない限り、これらの鍵開けは基本的には不可能。
鍵のメーカーや取り付け業者などの相談窓口に連絡すれば、特別な手続きを経て鍵の開錠方法を教えてくれたり、専門スタッフを派遣してくれたりするケースもあるようです。
また、カードキーや電子錠の開錠に対応している鍵屋もあるため、特に急いでいる時には鍵屋に相談することを推奨します。
鍵の紛失がさらに引き起こすトラブル
鍵を紛失すると、具体的にどのようなトラブルにつながるでしょうか?
以下のページでは、鍵を失くしたことによる厄介なトラブルをご紹介いたします。
鍵が開けられなくなる
鍵紛失によって最初に起こる事態は、当然のことながら鍵が開けられなくなることです。
玄関や勝手口・自動車・バイク・金庫など、どんな鍵であっても紛失しないように対策することや、失くした時に備えてスペアキーを作っておくことが大切です。
では、鍵紛失が引き起こすそれ以外のトラブルには、どんなものが考えられるでしょうか?
鍵が掛けられなくなる
盲点となりがちな事態には、鍵を紛失したことで「鍵が掛けられなくなる」トラブルが挙げられます。
例えば、玄関の鍵を家の中で紛失した時。外出しようとしても施錠が出来ないため、家を不在にする時間が長ければ長いほど、空き巣被害に遭うリスクが高まります。
倉庫やロッカー・自転車などの鍵も同様で、鍵がないと施錠が出来ないタイプであれば、その場所から離れると窃盗被害に遭ってしまうかもしれません。
いずれも、信用できる家族や友人などがいれば問題ありませんが、一人暮らしであれば途方に暮れてしまうことでしょう。
空き巣・盗難の被害に遭う
鍵紛失が引き起こすトラブルのうち、最も避けたいのが空き巣・盗難の被害です。
例えば玄関の鍵を、悪意のある空き巣犯やストーカーなどに盗まれているのであれば、あなたの外出時を狙って住居に侵入される恐れがあります。
また、自転車やバイク・自動車の鍵であれば、窃盗犯によって盗まれてしまうかもしれません。
悪意のある人間に鍵を盗まれている可能性は低いかもしれませんが、その可能性がゼロではない以上、早めに鍵交換を行うことが重要です。
紛失した鍵を使えないようにしておくことで、このような被害から身を守りましょう。
鍵を紛失しないための対策
煩わしい鍵の紛失トラブルですが、このような事態を未然に防ぐためには、どのような対策を取ることができるでしょうか?
ここからのページでは、鍵を失くさないための対策をご紹介します。
鍵を保管する場所を決めておく
まずは、鍵の保管場所をきちんと定めておくことです。鍵だけでなく、他のどんなものについても言えることですが、定位置を決めるだけで紛失のトラブルを格段に減らすことができます。
外出時に使用する家の鍵は、玄関先の小物入れに入れたり、マグネットで取り付けたフックなどに掛けたりすると安心でしょう。他の鍵も戸棚や引き出しの中で保管し、使ったら元の場所に戻すことがオススメです。
鍵にキーホルダーを取り付けておく
小さな鍵を外出先で紛失しないようにするためには、鈴や反射板などのキーホルダーを取り付けておくこともオススメです。
音や光で鍵の場所が分かれば、自分が鍵を見つけやすくなるだけでなく、親切な人に拾ってもらえるかもしれません。
また、特徴的なキーホルダーを取り付けておくことで、交番に届けられた時にも「あなたの鍵」だと判別しやすくなるというメリットがあります。
もしも鍵を単体で使用されている方がいたら、何かキーホルダーを付けておくことが好ましいでしょう。
鍵に紛失防止タグを取り付けておく
紛失対策に一層力を入れるのなら、鍵に紛失防止タグを取り付けておくこともオススメです。カード型・シール型など様々な形状がある紛失防止タグですが、鍵に取り付けるのならキーホルダー型のものが便利。
スマートフォンに登録しておくと、離れていてもタグの現在地を調べることができるため安心です。また、スマホからタグが離れるとアラーム音を出す機能によって、鍵の置き忘れを予防することにもつながります。
紛失防止タグは、重さや通信可能距離・電池交換が可能かどうかなど、あらゆるポイントから比較することができます。使い方や機能性を踏まえて、ご自身に合った紛失防止タグを見つけてみましょう。
鍵を紛失した時には、出張鍵屋に相談することがオススメです
空き巣や窃盗など、大きな被害をもたらすリスクもある鍵の紛失トラブル。失くさないように予防することはもちろん大切ですが、もしもの事態が起こったらいち早く解決したいものです。
万が一「家の鍵がない・・・」という事態が発生したら、スピーディーに駆け付けるだけでなく、鍵の交換作業を依頼できることも踏まえ、出張対応してくれる鍵屋に相談することが安心です。
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